「負けない技術」を読んだ


 会社で仕事の反省会をして自分の駄目な部分と向き合い正直ヘコんでいたんだけど、別のことも考えていた。「あぁ、もうこんな時間、本買いたかったのに・・・あと10分で本を買わねば・・・」と義務感に燃えながら駅ビルの蔵書量の少ない本屋で目が泳いでいた僕と表紙の桜井章一さんと目が合った。パラパラとめくってみて面白そう。ま、とりあえず読む本にはいいかなと。別にマージャンに興味ないけど・・・



 なんか読んでいて、「カイジ」を思い出すのは僕だけでしょうか?「たどり着いた「敵も味方」の境地」はカイジ利根川に感じた感覚でしょうし、逆境を楽しむといった感覚は、カイジの作品の性質から、一旦ピンチになってそこから這い上がるストーリー展開と同じような感じです。なんか読めば読むほど「カイジ」シリーズみたいな感じだった。



 この人の心意気は非常によくわかりました。話自身は氏の人生経験を通して身に着けた感覚的なものを抽象的にまとめたものです。なので具体的な話を聞きたい人には向きません。でもこういうの自分は嫌いじゃないですね。面白かったです。「伝説の雀鬼の・・・」とか本の帯には刺激的な事が書いてありますが、麻雀とかギャンブルとかそんなことにはこだわらず読んでみるといいですよ。なにかしら自分に当てはまってヒントがあるかもしれません。


賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

賭博黙示録カイジ(1) (ヤングマガジンコミックス)

そう言ゃ「和也編」2巻を買ってなかったなぁ・・・