「相手に「伝わる」話し方」を読んだ


相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)

相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)


 今日も電車の時間に追われて本屋の中をウロラウロラ・・・さながら獲物を探すチータ・・・いや、そんなカッコイイもんではなく、下を向きながら落ちている10円を探す浮浪者のようだったに違いない。著者の本は前にも同じような題材で書いているし、面白そうだなって思い購入。しかし初版が2002年とはちょっと古すぎた感じがしたが・・・


こちらが前に読んだ本の次回作(この表現は変ですね)

 著者はちょっと前にNHKの番組で「週間子供ニュース」のお父さん役をやっていた方。番組は毎週自分も見ていて、当時から分かりやすく話す人だなぁ、何者なんだろう。でも子供向けだから当然か・・・と当然のように意識もせずに見ていたのを覚えています。

「分かりやすく<伝える>技術」を読んだ - nigredoな日々 〜 arcanum.jpの出張所 〜

 内容は、著者の入社から現在に至る仕事上の経験のなかから、相手に「伝える」ことと、相手と「分かり合える」という話題を中心にした具体的な経験談になります。なので、著者が最期に言っているとおり、分かりやすい話し方のテクニックは「残念ながら、この本には書いてあり」ません。ひとつテクニックと言えるかどうか分かりませんが、これが著者が言いたかったことかもしれません。


話すべき内容があって、「伝えたい」という熱い思いがあれば、
それは相手に伝わるものなのです。


 山高帽をかぶって丸メガネしてチョビヒゲして小奇麗な格好したオヤジが小難しいことを流暢に言う場合よりも、カタコトの日本語でボディランゲージをフルに活用して見ているほうが楽しくなるような状況を自分がしているときの方が、相手のことを沢山考えて表現しているので伝わりやすいって事でしょうか。



 氏の性格がにじみ出るのか、読んでいて面白かったです。前読んだ本(次回作)もですが、非常に分かりやすい文章なので、楽しく読めます。また著者が本を書いたら読んでみようかと思います。