「だれとも打ち解けられない人 (PHP新書)」を読んだ
- 作者: 加藤諦三
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: 新書
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内容とか
読んで・・・まとめたくない。
感想とか
正直、読むのが苦痛でしたね。半分も読まないうちに、読みながら「帰りに何の本買おうか!」なんて現実逃避しようとする自分がいました。読んでいて心ここにあらず。何が苦痛かって、個人を攻撃するように、執拗に「執着性格者」という性格の人の駄目さ加減を言ってくるのね。本の半分以上はそればっか。当初自分のことかなと思っていたけど、どうやらそうでもない。かといって誰かを思い出すわけでもない。そんな中で執拗に繰り返し繰り返し、執着性格者の駄目さ加減を書いている。誰か執着性格者さんって人がいて、何か恨みでもあってその人を悪く言っているみたい。苦痛。
この本に救いを求める人には何の救いにもなりません。自分の事実が分かるだけで、その事実を執拗に自分に浴びせられます。小さなジャブをジャブジャブと・・・この本から読む取るのは、「回答」ではなく「この人の言葉からともに学ぶ」です。この人自身が同じく悩んだ時期があったんじゃなかろか。そういった人にはいい本でしょう。僕はそれ以前に著者の文章のスタイルに打ちのめされました。
PHP新書(アズキ色のヤツね)って刊行当時から軽くて面白いものが多かったってイメージがあったけど、これはちょっとハズレって感じた。言葉の断片、断片では「あ、なるほどね」とか感じることも多かったが上の苦痛がそれを覆い隠す。本の感想がそんなんってのは残念だなぁって思う。本に娯楽を求めているヒトにとっては金の無駄になるし。